このページでは、竜王ファミリークリニック院長が考えるアンチエイジングについて紹介しています。

なぜ老化するのか？実はまだ、この問いへの明確な答えはまだありません。ただ、いくつかのヒントが分かっています。

大別すると、外的要因と内的要因です。外的要因は、紫外線が代表的です。内的要因は複雑です。ホルモンの低下、動脈硬化（血流不足）、栄養不良、タバコなどの薬物、長寿遺伝子（サーチュイン遺伝子）の存在などです。動脈硬化を来す病気として、高血圧や糖尿病が代表的です。

これらの影響を受けて、脳、肌、髪、骨、目、筋肉などに変化が出てきます。

特に、加齢と共に、女性ホルモン（エストロゲンとプロゲステロン）は低下し、成長モルモンも低下することが明らかになっています。女性ホルモンと成長ホルモンは肌や髪、骨など色々な部位に作用しています。女性ホルモンが低下する更年期障害が有名ですが、女性ホルモンそのものを補う治療（HRT）以外に、大豆のイソフラボンをはじめとするエストロゲン様作用を有する成分やプラセンタの摂取が有効だと考えます。成長ホルモンの増加には、一定強度の運動が良いのですが、なかなか実行するのは難しいかもしれません。成長ホルモン剤の注射もありますが、非常に高価です。食欲を上げるグレリンと呼ばれる物質が成長ホルモンの分泌を促すことが分かっています。

栄養は、肌や髪、筋肉や骨の元となる栄養が不足しないように、バランスの取れた食事が重要です。特に、ビタミンやミネラル、タンパク質が重要です。果物やナッツ類、大豆や魚介類がオススメです。肉はできるだけ脂身が少ない物を選ぶと良いでしょう。

長寿遺伝子は、これまでの研究で活性化させる方法がいくつか分かっています。それは、カロリー制限、PQQ(ピロロキノロンキノン）、レスベラトロール、NMN（ニコチンアミドモノヌクレオチド）●。これらは、体に存在しているミトコンドリア●。

現時点では、老眼、白髪に対する完全に有効な対処は見つかっていません。特に、老眼は水晶体の硬化が原因とされていますが、なぜ硬化するかが分かっていないのです。また、白髪は毛髪を作る側にある黒い色素を作るメラノサイトの異常まではわかっていますが、なぜメラノサイトに異常がでるのか、またメラノサイトで作られた色素が毛髪に送られなくなるかが解明されていません。加齢以外に、精神的なストレス、血流、栄養不良なども影響していると推測されています。しかし、エルゴチオネインという成分が●。また、プラセンタも有効である可能性があります。白髪染めの量が減ったり、染める間隔が延びたという声を聞いています。

それでは、具体的な対応策を以下で説明していきます。