竜王ファミリークリニックの心療内科(精神科)診療について


▶総合診療医×オートノミートレーニング受講者という経験

①社会的背景を診る!

〜患者さんの話を聞く〜

総合診療科医は患者さんの病の背景を探るようにトレーニングされています。このことは、患者さんから話を聞く、という最も基本的な姿勢があるということです。これまでの経験上、うつ病をはじめとする精神科疾患では、自分の気持ちを表出してもらうことで、病状が安定していく印象があります。そのため、病のきっっかけや仕事、家族について、私はいろいろと問いかけます。もちろん、言いたくないこともあると思われますので、無理に言いたくないことは言わなくても大丈夫です。

 

時間が限られている場合もありますが、私は患者さんが言いたいことをできるだけ傾聴したいと考えています。

②自分の可能性を信じられるようになる!

〜薬に頼らないという選択〜

自己治癒力、という言葉があります。人間は元気になろうとする力がもともと備わっていると私は信じています。そして、誰もが幸せになりたいと願っているとも私は信じています。

 

オートノミーは自律の意味です。オートノミートレーニングは精神療法の一つですが、簡単に言えば、自分の人生を振り返ることで、病気に関わるようなストレスを明確にし、その問題を自分で乗り越えていくことです。大げさかもしれませんが、愛、自己の意思、大いなる力の重要性が述べられていると感じています。私はひたすら薬で治療しようとは考えていません。一人一人が立ち直っていくために、その手助けとして一時的に薬を提案しています。薬や人など何かに依存せずに、自分らしさ、自分の力、自分の可能性を信じられるように見守る姿勢をいつも大切にしています。


以下に当院で頻度の高い疾患についてご紹介します。ぜひ一度ご覧ください!

うつ病


「心の風邪」と表現されるように、実はありふれた病気です。心のエネルギーが低下した状態です。落ち込む、眠れない、食欲がない等の症状がみられます。骨折とは違い、ぱっと見は病気と気づかれないため、当事者本人の苦悩は募るばかりとなります。性格的に責任感があり、他人に迷惑をかけたくないという人がなるため、余計に外からは分かりづらいと言えます。別に精神的に弱いから、病気になる訳ではありません。発症するきっかけは、昇進や転勤、職場の人間関係、離婚、突然の死別、介護、家族の人間関係など様々ですが、話を聞いていると誰でもうつになってしまうような内容ばかりです。うつ病の症状が認められた場合、抗うつ薬や睡眠薬を処方します。そして、心のエネルギーを充電するために、休養がもっとも大切ですので、働いている人には休職することを基本的にすすめています。家族や職場の人の理解が不十分であれば、同席してもらい、説明を行っています。病前まで戻る期間は通常約1年ですが、理解ある職場、上司、家族がいると驚くほど早く治ります。しかし、ストレス源のへの対応が十分ではないと、なかなか治りません。もし、産業医がいる会社に勤めている場合、ぜひ一度は産業医に相談してみてください。

パニック障害


訳も無く突然、呼吸苦が苦しくなったり、動悸がしたり、汗もかく、というような発作が起きる病気です。発作が起きるのがこわくて、外出もできなくなる人もいます。治療薬は抗うつ薬、抗不安薬、漢方薬を使用しています。自己対応も重視していて、呼吸法やツボ刺激もすすめています。少しずつ自分で不安を乗り越えて、自信を持ってもらい、普通の生活を取り戻すように促しています。薬が治すのではありません。薬の力を借りながら、自分で治していく病気です。