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インフルエンザが山梨でも流行中


少し時間が経ってしまいましたが、あけましておめでとうございます。本年も竜王ファミリークリニックをどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

さて、山梨県でも昨年12月中旬からインフルエンザの流行期に入っていたのですが、正直あまり実感はありませんでした。しかし、今年に入ってから、インフルエンザA型の患者さんが急増しています。寒気、筋肉痛、関節痛などの症状と、咳、鼻水、咽頭痛などの上気道症状に加えて、発熱があればかなりインフルエンザが疑わしくなります。注意点としては、高齢者や市販の解熱鎮痛薬を内服している場合には、あまり熱が上がらないことがあるという点です。熱がたいしたことがなくても油断はできません。

 

インフルエンザの検査は片側の鼻の奥に綿棒のような器具を入れ、その綿棒に付いた粘液を利用して、インフルエンザの抗原を検出して外来で判定します。当院の検査時間は5分程度で、現在の検査キットでは発症してから3時間未満でも反応します。辛い症状の中、検査のために何時間も待ったり、何回も医療機関を受診しなくて済むことは良いことですね。

 

インフルエンザウィルスの感染予防と重症化の軽減について、ワクチンが有効であることがわかっています。特に高齢者と子供についてのメリットが大きいと思います。ただ、ワクチンの有効性も万全ではありませんので、残念ながら感染して発症する方もいます。今年のA型の流行株はワクチンの株と合っていますので、接種する価値は十分あると思われます。基本的に、ワクチンを接種してから抗体がつくのは1ヶ月程度かかりますので、本来であれば流行期より前の10月、11月に接種しておくのが望ましいのですが、大流行させないためにも、まだワクチンを接種していない場合には、今からでも早めに接種することをお勧めします。

 

インフルエンザの流行は3月くらいまで続くため、当院では2月末までワクチンの接種をしています。ワクチン接種をご希望の方は、まずはお電話でご予約ください。ワクチン接種の料金はこちらをご覧ください。